キミと一緒に。【完】
唇を噛み締め、隣を見ると、慎吾さんも母親へ思いの伝わらなさに、悔しそうな顔。



「お邪魔します…!;;」



「遅かったじゃない!」



「ごめん。タミエさんの家族が外出してたらしくて、時間が掛かったんだ;;」



汗だくで現れた良太郎さんは、母親に怒られながら、私たちの前で正座をした。

私はソッポを向くも、土下座をされてしまった。

こんな事は、望んでない。
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