キミと一緒に。【完】
しかし、弟である新太には、話せなかった。

ついて回る私には、怪しんでたけど、一緒に居てくれた。

ーーコンコンッ

深夜1時、部屋のドアがノックをされた。

兄貴はバイトが延長で閉店の5時まで。



「はい…?」



新太がCDか何か、借りに来たんだろうか。



「起きててくれて、良かったよ」



「――ッ?!」



でも、現実は甘くはないようだ。

現れたのは、良太郎さんだった。
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