キミと一緒に。【完】
これは、帰った方が、失礼かな。



「花音ちゃんは、何が好き?」



「私は…何でも好きです。好き嫌いはないので」



「何か…意外」



「どういう意味?」



1年間、一緒に居て、由斗の好みに合わせてこれたのに、好き嫌いがあると思ってたって事?

案外、由斗もちゃんと私を見てないんだね。

由斗のお父さんは、私たちの会話を笑いながら、「食べに行こうか」と、腰を上げた。
< 269 / 430 >

この作品をシェア

pagetop