キミと一緒に。【完】
「由斗君のお陰で、あの子は変わりました。良い息子さんですね。花音は、幸せ者です」



「こちらこそですよ。仕事ばかりでしたし、家内と離婚して引き取ったものの、育て方がいまいちわからず、由斗には手を掛けられませんでした。笑顔を見たのも久しぶりです。今日は花音ちゃんに、あいつとの楽しい時間を貰えました。感謝です」



母親と、由斗のお父さんがこんな会話をしてるとも知らずに、私は由斗と新太の前に行った。
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