キミと一緒に。【完】
「2人とも…ありがとね…?」



「前、守れなかったし、当然な事だよ」



「そうそう。新太君の言う通り」



「さっき“新太”って言ってたじゃん?もう君付けしなくて良いよ」



「あれはさ―…」



私の存在を忘れたかのように、2人が喋りながら歩き出す。

…え、何で?

何で新太と行くの?

まさかの新太へのヤキモチを抱きながら、後を追う。

今のは、忘れよう。
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