キミと一緒に。【完】
コンビニで買って来たイチゴオ・レを飲みながら、加菜恵に参考書を差し出す。

加菜恵の家は、親が勉強に対して厳しい。

参考書も、1日にかなりやらされてる。

だから、ある程度は私の答えを写して帰ってる。

学校では、親の目が向いてないから。



「花音は良くやるね。家事もこなしてるんでしょ?凄いわ」



「それも今月までだよ」



今月いっぱいで、母親が仕事を辞める。

家事は全て、“私がやる”って、宣言して居た。
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