キミと一緒に。【完】
「古森にばっか言ったけど、お前らもだ。人の傷口に塩を塗って、痛がる姿を見て、何が楽しい。
同じ立場に立ってみろよ!笑われて気分が良いわけねぇだろ!」



「…由斗…」



涙ぐむ私の頭を撫でる由斗。

廊下に居たギャラリーたちは、自分たちの教室に帰って行き。

このクラスの人たちは、暗い顔で席に着いた。



「花音に謝って」



「……」



「一番に、謝るべきでしょ」



古森さんに謝罪を要求する加菜恵。
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