キミと一緒に。【完】
そこまでしなくても良いんだろうけど、ここまで育ててくれた母親へ、せめてもの事はしないと。

これからも、迷惑を掛けるんだしね。



「ねぇねぇ、鹿波先輩さぁ…」



いきなり戻って来た新太が、リビングのテレビを点けた。

「由斗が何?」と、聞き返しながら、キッチンのカウンター越しにテレビを見る。

画面には、開会式を目前にインタビューを受けてる由斗。
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