キミと一緒に。【完】
廊下には兄貴も居るらしく、倉元が呼べば由斗と入って来る。
「出産祝いがかける2とか、バイトどれだけすれば良いんだよ」
「結婚も出産も、先を越してごめん」
「真顔で言うなよ…」
引っ越しをした日といい、そんなに私が先を越す事が嫌なんだろうか。
落ち込む兄貴の肩に、倉元が手を乗せると、勢い良く振り払われる。
「決めた。倉元より早く結婚してやる」
残念だけど、倉元と加菜恵の方が、早そうです。
「出産祝いがかける2とか、バイトどれだけすれば良いんだよ」
「結婚も出産も、先を越してごめん」
「真顔で言うなよ…」
引っ越しをした日といい、そんなに私が先を越す事が嫌なんだろうか。
落ち込む兄貴の肩に、倉元が手を乗せると、勢い良く振り払われる。
「決めた。倉元より早く結婚してやる」
残念だけど、倉元と加菜恵の方が、早そうです。