キミと一緒に。【完】
「加菜恵が浮気するわけないから、気を付けて来てよね」



『――む、室岡ぁ゛ー!!』



私の正体をバラすと、電話の向こうで倉元がキレた。

加菜恵に慰めさせようと携帯を返すと、私の携帯は待ち受け画面に戻って居た。

しかしその待ち受けの画像が変わってる。

初期設定のままだったのに、前に4人で撮ったプリクラだった。

ノリノリの加菜恵たちに対し、私と由斗はカメラも見ず突っ立ってる。
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