キミと一緒に。【完】
厚着をしない倉元は、パーカーを脱ぐと、黒いVカットのセーターだけ。

袖を捲り、近くに居た店員さんにドリンクバーを注文すると、「コーラ」と言いながら、立ち上がる。



「私にもコーラ」



「私はオレンジジュースで」



「…はい」



私を睨んだと思えば、お腹に視線を落として頷いた。

倉元も大事にしてくれて、甘え過ぎて太ったらどうしよう。

次は自分で動かないと。



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