キミと一緒に。【完】
区役所入り口の階段部分に腰を下ろし、前を真っ直ぐと見つめる。
「どうした?」
正面に屈んでた由斗が、不思議そうに私を見て来る。
「一度だけ。今日だけ…謝って良いかな…?」
「何を?」
益々、疑問符を頭に浮かべてる由斗。
私の目からは、涙が溢れそう。
口にしないと決めたけど、夫婦としての時が始まる前に、言いたい事。
スッキリとした状態で、これからを生きたい。
「どうした?」
正面に屈んでた由斗が、不思議そうに私を見て来る。
「一度だけ。今日だけ…謝って良いかな…?」
「何を?」
益々、疑問符を頭に浮かべてる由斗。
私の目からは、涙が溢れそう。
口にしないと決めたけど、夫婦としての時が始まる前に、言いたい事。
スッキリとした状態で、これからを生きたい。