キミと一緒に。【完】
【5】 悔しくて
喫茶店を出て、由斗のリクエストのたこ焼き屋さんへと来た。
「そんなに食べて、お昼ご飯ちゃんと入る?」
「楽勝!」
店先に置かれたテーブルにたこ焼き二パックを置き、椅子に腰掛けた由斗。
正面に座り、私も食べるも熱くてなかなか進まない中、バクバク食べてる。
「ねぇ?」
「ん?」
「無理はしないでね」
肘が痛むのか、左手で爪楊枝を持つ姿に、私は胸が痛む。