キミと一緒に。【完】
「着くのは22時位だな。鹿波はうちに泊まれ。明日の病院、俺が付き添うし」



「ありがとうございます…」



ミラー越しに由斗を見た兄貴は、私の顔も見てから、サングラスを掛けた。

≪1回戦、何とか勝った。俺たちが頑張るから、由斗を頼んだ。 倉元≫

加菜恵の携帯から、倉元からのメールが着た。

勝利した事は伝えられたけど、喜びはきっと……ない。




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