キミと一緒に。【完】



翌日、蝉の鳴き声に目が覚めて1階に降りると、兄貴がスポーツ新聞を手にして居た。

わざわざコンビニで買って来たのか、テーブルにはお店の袋が。



「…鹿波、プロは厳しいかもな」



キッチンに入ると、兄貴もついて来た。

「捨てといて」と付け足しながらも、私に“見れ”と言わんばかりに、甲子園特集の紙面が広げて置かれて居た。

由斗が運ばれてる写真も掲載されてる。
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