キミと一緒に。【完】
「……由斗??」



しかし、新太の部屋に由斗の姿が見当たらない。

荷物はあるのに、布団は畳まれてて。

部屋を飛び出し、トイレや洗面所を捜す。



「兄貴!由斗が居ない!」



「は――ッ!?」



どこにも見当たらず、私は兄貴と外を捜す事にした。

パジャマ代わりのジャージのままで、家を飛び出す。



「…どこか行くんですか?」



「お前を…捜しに?」



「え?」



…居たし…;;
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