キミと一緒に。【完】
由斗の背中に腕を回すも、少し距離をもって顔を覗き込む。



「カッコいい顔が台無しだよ?」



「これは汗だ。男の汗は、最高だろ?」



「うん。由斗が違う道に進んでも、私はサポート役に就いて、汗水足らす姿を見てる」



「じゃあ、結婚するか」



「うん。……え?」



今、“結婚”て言ったよね?

…私……え?

由斗と結婚するの??

固まる私に、由斗が吹き出す。

からかわれた…?
< 92 / 430 >

この作品をシェア

pagetop