突然お嬢さま!?
「そうかも、好きかも?」

「そうだよ、真那だって好きなんだよ。両想いだよ!良かったじゃん!」

「でも、瀬尾先生は好きだと思ってないかもしれない」

「そんなわけないって」


考えれば考えるほど、疑問が増える。


「私の話はもうおしまいにして、のんの話を聞かせてよ」
話を切り替えた。

「私たちは相変わらずラブラブよ」
ニコニコしながら、ノロケ話を始めた。

デートは何回もしているし、そのたびに報告メールはもらっていた。
それでも、メールでは書き切れないらしい。
希美の話は長くて、なかなか終わらない。

でも、幸せな話を聞くのは楽しい。
希美からは幸せオーラが出ている。
輝いているな~。
羨ましい。


「あ~今日はいっぱい話した~」

「楽しかった!」

「またね!」

「ばいば~い」


希美と別れ、急いで帰宅。




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