突然お嬢さま!?
「うん、OKです」
頷いたまま顔が上げれない。


「顔上げて」
私の顎に手を当て、上を向かせる。

うっ…

恥ずかし過ぎて、瀬尾先生を直視出来ない。


「フッ、ほんとかわいい」

えっ?


思わず瀬尾先生の顔を見てしまった。
目が合う。

優しい顔に近付きたくなった。

けど


「そろそろ岡本さんがコーヒー持って来るかな」
瀬尾先生はソファーに戻ってテーブルの上を片付け始めた。

私は椅子に座り、ため息をつく。


どんどん好きになってる気がする。

気持ちが抑えられなくなって、爆発しそう。

< 113 / 205 >

この作品をシェア

pagetop