突然お嬢さま!?
空いていたベンチに座る。

「10個入りか~よし!真那ちゃんからどうぞ」
爪楊枝を渡される。

「え~」

「俺としては、そこに入ってるのが怪しいと思うから違うのを食べたら?」
右端から2つ目を指差す。

「いや、でも…え~どうしよう」
焦る。

「早く、早く」
せかさないで~。

「これだ!これにする」
瀬尾先生が指差した隣りを取って食べる。

「美味しい!」
やった!タコがちゃんと入っていた。


「あ~あ、じゃあどれがタコじゃないと思う?」

「これだよ」
モグモグしながら、一番左端を選ぶ。

「ふ~ん、じゃあこれにしよう」
違うのを食べて、OKサインを出す。
大丈夫だったのか~

「今度はこれにする」


どんどん減って行って、残り4個になった。


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