突然お嬢さま!?
「予約していい?」

はい?

予約?

何の?

いきなり話題変わった?


「何の予約?テレビを録画でもするの?」

「プッ、何でテレビ?今の話の流れからどうしてテレビになるの?」

「だって…予約って何の?」
言ってることが全然分からない。


「だから~真那の彼氏になりたいからそのポジションを予約したいわけ」

「えっ?何で予約?」

「今そういう関係になるわけにはいかないでしょ?真那がちゃんとうちの大学に合格するまでの予約」

いつの間にか私のこと呼び捨てしてる。

予約の意味は分かった。


でも…

まだ瀬尾先生の気持ち聞いてない。


「瀬尾先生は私のことをどう思っているの?」

「彼氏に予約したのだから分かるだろ?」

「それ答えになってない」

ハッキリ言ってくれないと分からない。


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