突然お嬢さま!?
写真撮って、瀬尾先生に送信する。
寝ているかと思ったのに、電話が来た。


「…もしもし?」

「まだ起きてたの?もう遅いよ」

「そういう瀬尾先生だって…」

「俺はレポートをまとめてたの」

「もう寝ようと思ったんだよ、でも…外見たら月がきれいだったから」

「今も見てる?」

「うん」


月を見上げながら話していた。


「俺も見ているよ、きれいだな」

「うん、もう寝るね。おやすみ」

「おやすみ」


同じ時間に同じ月を見ていた。

嬉しいな。

今日は気持ち良く寝れそう。
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