突然お嬢さま!?
放課後、学校近くのファミレスに3人で行く。


「お~い」
奥のほうで手を振る人がいた。
浩樹だった。

「またヒロも一緒なの?」
圭太を見る。

「うん」


希美は圭太の隣りに座るから私は浩樹の隣りに座るしかなかった。
距離を空けて座った。

「よっ、久しぶりだな。今年もよろしく」
浩樹が話し掛けてきた。

「よろしくね、ご飯なんて彼女と食べればいいのに」
ちょっと嫌味かな。

「彼女とは別れたんだ」

「「えっ?」」

私と希美の声が重なった。


「冬休みに入る前に別れたよ」

「何で?」

「まあ、いろいろあってね」

「ふ~ん」
話したくないなら無理に聞くこともないかな。
私には関係ないし。


「真那は今、付き合ってるヤツいるの?」

瀬尾先生とはまだ付き合ってはいない状態。

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