突然お嬢さま!?
「えっ?2人は付き合っているの?」
晴斗さんは目を丸くした。

「まだですけどね」
私と瀬尾先生は目を見合わせて笑う。

「1週間後に分かります」

「1週間後って…合格発表?」

「合格出来たら付き合うことになっているんです」
私と瀬尾先生は手を繋いだ。

「まだなのに、手を繋ぐんだ…」
晴斗さんは私たちの手を見た。

「1週間なんて待たないで今すぐ付き合えばいいじゃないか?試験は終わったんだし」
晴斗さんは当たり前だという感じに言う。

「そうなんだけど、一応けじめが…」
瀬尾先生が少し狼狽える。

「もしかして合格出来なかったら付き合わないわけ?」
晴斗さん…不吉なこと言わないで。


「そんなことないです」
私は真っ直ぐ晴斗さんを見て、繋いでいた手に力を入れた。



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