突然お嬢さま!?
デート
目が覚めて、何となく不安を感じた。

何だろう…胸騒ぎがする…
ぼんやり外を眺めた。
空は曇っている。

今日は瀬尾先生とデートだ。
それを思い出したら、テンションが上がってきた。

その前に学校行かないと。
頭が冴えてきた。


制服に着替え、慎也の部屋に行く。

「おはよう」

「おはよう、真那姉」
今日も顔色が悪い。

「真那ちゃん、おはよう」
涼子さんも疲れているのか顔色がよくない。


「学校行って来ます」

「まだ学校行くの?」
慎也の声が弱々しい。

「うん、卒業式の練習をするだけなんだけどね」

「行ってらっしゃい」


慎也と涼子さんに見送られ部屋を出る。

リビングを覗くとお父さんが新聞を読んでいた。

「行って来ます」

「気をつけて、行ってらっしゃい」


家を出て、学校に向かった。






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