突然お嬢さま!?
簡単に言われても困るのだけど。
でも、休むしかないようだ。

はぁ~

仕方なくバイト先に休むことを電話で伝えた。

「では、行きましょう」
近くに止めてあった黒いBMWの後部席に乗せられた。

車内は会話もなくて静か。

私は工藤さんをチラチラと見た。
髪の毛は短髪できれいにセットされていて、黒縁のちょっと四角い眼鏡が良く似合っている。
それに秘書というだけあって頭が良さそう。

はぁ~

また溜め息が出る。
これから一体どうなるのだろう。

30分ほどで大きな家の前に着いた。

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