突然お嬢さま!?
次の問題を正解して、やっと休憩時間。
コーヒーはちょっと冷めてしまった。

3人掛けのソファーを1人分空けて座る。


はあ~
久しぶりに頭を使って疲れた…

1年生の問題からこんなにつまづいていて大丈夫かな~。


「あの~」
恐る恐る瀬尾先生を見る。

「ん?」

「あたし、W大受かりますか?」

「さあ…君次第ですよ」

確かに…


「でも、合格してもらいます」
ちょっと威圧的な目で見られた。


「頑張ります」
俯く。

「そうそう、夏休み明けに学校で模試がないですか?」

模試?
そういえば大学進学希望者が受ける模試があったような。

「あたしがW大を受けることになったのは最近なので、模試の申し込みはしてないです」

顎に手を当て、何か考えてる瀬尾先生。

「今から申し込み出来るのであれば、申し込みして受けたほうがいいですよ」



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