突然お嬢さま!?
「W大の3年生で、髪が金髪で~」
ポテト食べながら答える。

「髪が金髪!?」
希美の動きが止まる。

「うん、ハーフなんだよ」

「かっこいいじゃん!」
目を輝かせる。

「見た目はね~でも、意地悪だし、冷たいんだよ。宿題いっぱい出すし」

あ…宿題、やばい。
まだ終わってない。
昨日、寝てしまったから。

今何時?
携帯を取り出して時間を見る。
12時ちょっと前…まだ大丈夫かな。


「でもさ~その家庭教師といい関係になるかもよ」
まだ目を輝かせていた。

まったく…何でも恋愛に結びつけようとするんだから。

「それよりのんと圭太くんとはどうなの?」

「今日待ち合わせして、一緒に学校行ったよ」
にやける希美はとても嬉しそう。


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