突然お嬢さま!?
「こんにちは」
瀬尾先生が部屋に入る。

「あれ?制服ですか?」

「模試の申し込みに学校へ行ってて、さっき戻ったので着替える間がなくて」

「では着替えますか?外で待っていますよ」
瀬尾先生は部屋を出て行く。


ちょっと汗をかいていたから、着替えたかったので良かった。
急いで着替える。

「どうぞ」
廊下の壁にもたれていた瀬尾先生に声を掛ける。

上から下まで私を見る。
「やっぱり私服のほうが良いですね。制服姿は高校生っぽくて落ち着かないですよ」

落ち着かない?
意味がよく分からないよ。
高校生っぽい?
実際高校生だし…?


「宿題の答え合わせしますね」
終わったばかりの宿題は机の上に置いたままだった。

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