突然お嬢さま!?
コンコン

また岡本さんが現れた。

「どうぞ」
紅茶を置いてすぐに出て行った。


私と瀬尾先生はソファーに座り、飲む。
沈黙…。

「大学って楽しいですか?」
とりあえず思いついた話題。

「そうですね~楽しいですよ」

「あの…ずっと思っていたのですけど、何で敬語ですか?私は年下ですし、瀬尾先生は先生なので敬語じゃなくても…」
ずっと気になっていた。

「ん~君はお嬢さまですし、岡本さんだって敬語ですよね?」

「岡本さんと先生は立場?が違うと思います。敬語をやめてもらってもいいですか?」

「ん~」
頭を掻きながら言葉を続ける。

「では、あなたも敬語をやめてくれますか?」

「えっ?私もですか?」

「うん」瀬尾先生は頷く。

「分かりました!お互い敬語なしにしましょう!」
思わず立ち上がってしまった。

「クスッ」
笑われたけど、また笑顔が見れた。



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