突然お嬢さま!?
「何で知っているの?誰から聞いたの?」
まだ数人しか知らないはずなのに。

「ん?風が運んできた噂?かな」
とぼけた返事。

相変わらず調子がいい…

「どうせ圭太くんから聞いたんでしょう?」
浩樹と圭太くんは同じ部活で仲が良い。

「さあ~どうかな~?」
またとぼける。
なんかいらつく。

「そうそう、圭太とのんちゃん!くっついたな!」
嬉しそうに言う。


ふと視線を感じた。

浩樹の彼女が引きつった顔で見てる。

「もう始まるから教室入るね。彼女見てるよ」
小声で伝える。

彼女のほうを向いて
「おはよう!」
元気に近づいて行く。

はあ~

話し掛けるなんてやめて欲しい。
彼女に睨まれたじゃない。

怖い、怖い。
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