突然お嬢さま!?
部屋に戻り、10分くらいしたらメールが鳴った。

慎也から?
‘部屋まで来てくれる?’

どうしたのかな?

慎也の部屋に行く。

パジャマに着替えた慎也はベッドにいた。
さっきまどかちゃんに貰ったノートが広がれていた。

「どうしたの?」
ベッド前にある椅子に座って聞く。

「あのさ…ここにまどかのメアドが書いてあるんだよ」
慎也が見せたノートの一番最後に書いてあった。

「読んだらメールちょうだいって、あるんだけどどうしたらいい?」
悲痛な顔で私を見る慎也。

「えっ…メールしたらいいじゃないの?」

「だってさ…なんてメールしたらいい?まどかの気持ちは前から分かってた」

あ…分かってたんだ。

「だからさ…期待を持たせるようなこと出来ないじゃない?」

でも…

「でも、まどかちゃんはメールを待ってると思うよ」

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