突然お嬢さま!?
「ま、まだ先のことだしどうなるか分からないよね。まずはここに合格しないとね」
瀬尾先生が話題を変えようとしてくれたみたい。


「真那ちゃん、好きな人とかいるの?」

ん?話題を戻した?

「今はいない」

瀬尾先生のことがちょっと好きかな?と思ったりもしたけど、
多分、恋心ではないはずだ。


「あれ~ケントじゃん!」
前から2人の男の人が近づいて来た。

「お~大悟と颯太!」
瀬尾先生は立ち上がった」


「そっちの子はどなた?」
1人の人が聞いてきた。

「この子の家庭教師をやっているんだ」

「もしかして、ここを受けるの?」

「はい」
私も立ち上がって答える。


「俺たち、同じサークルなんだよ。君も合格したら入ってね」
大悟という人がにこやかに笑いながら言う。

「あ~夜空を見て語ろう!ってサークルですね!」
瀬尾先生に聞いたことを思い出した。

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