突然お嬢さま!?
「真那、私たち3人から」
希美が赤いリボンの付いた箱を渡す。
希美の隣りには圭太と浩樹がいた。

「かわいいジュエリーボックス!ありがとう」

「いえいえ、どういたしまして」
浩樹からもらうのは複雑だけど、3人からならいいかな。

「じゃあ、俺も。はい、どうぞ」
瀬尾先生から水色の箱をもらう。

何だろう?
軽い?
箱を開ける。

「ブランケット?」
箱と同じ水色のブランケットで肌触りが良い。

「うん、これから寒くなるから勉強する時にでも使って」
なるほど…勉強する時にね…。

頑張りなさいということでしょうか?

「ありがとう」
複雑な思いで笑った。


「そういえば、昔植えた真那ちゃんの記念樹はどうなってるの?」
1人のおじさまが聞く。

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