君に逢えたら
「いつきー!」
「…何ー?!」
樹は男子の和の中にいたけど、すぐにこっちを向いて、私のとこまで来てくれた。
「あのさ、日曜とか暇?」
「何で?なんかあんの?」
「うん。美紗希の提案でね、お花見行こうってことになったの」
「…は?お花見ぃ?」
樹は極まり悪そうにこっちを向く。
「だって、アンタどーーーせ暇人でしょ?そんくらい付き合いなさいよぉッ!!」
「えー、めんどく…」
「みさきー!樹は行けるってさ!隼飛は?」
「言葉切んなし!!!しかも行くって言ってないから」



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