眠れなくなる怖い話
―午後六時。


やっと仕事が終り、菜々は靴箱へダッシュしていた。



「こんなに遅くなるなんて思わなかったー!!」


靴を乱暴に取り出し、履こうとした。


「あっ」


菜々は声をあげた。


しまった!


教室に筆箱忘れた!!



菜々はシューズも履かずに教室へ戻り始める。



「もう先生なんていないよね~」



思ったとおり、職員室の明かりは消えていた。



菜々は階段を息を切らせながらのぼった。




―3の3。



菜々は勢いよくドアを開けて、席に駆け寄った。



「あったあった!もー最悪だ」


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