[短]秋葉の宝物
「ねねっ!秋葉、秋葉っっ!!なんか輝すっごくカッコ良くない!?」
「…うん…すっごく、すっごくカッコいい…!」
そう言ったあたしを優は少し驚いた顔をしてから「ふぅん」と軽く笑った。
「な なによぅ」

それからあたしは、演奏が終わって吹奏楽部の人たちがステージから見えなくなるまで、輝のコトを見ていた。

高校最後の文化祭は

すっごく良かったと心からあたしは思った。
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