[短]秋葉の宝物
あ!もしかして、
「トランペット??」
「え?」
いきなりあたしがトランペットと言ったので、輝が驚いた顔をする。
「あっごめん!えっと、輝、トランペットの練習するの?」
「…正解。よくわかったな」
「えへへ♪…へぇ海で練習かぁ…なんか、いいね」
あたしは海で演奏している輝を…あの真剣な顔の輝を想像した。
…かかか、かっこいい....。
そんなことを1人で思いながらあたしは顔を赤くした。
「……る?」
ボソっと輝が何か言った。
「えっ?」
「一緒に、来る?…海」
小さく輝が言う。
「いいの?!」
大きな声を出して聞くと輝はこくっと一度頷いた。
そして、そのまま歩きだした。
2人で並んで歩く…