~境界線~君だけの声が聞きたくて
部屋に入るなりベッドにダイブした。
ーーなんで疑われた?
何か聞いたか見たか知らないけど、何かしら分かる“何か”があったに違いない。
じゃなきゃ気づくわけない、
だって今まで気づかなかったのだから。
それしか頭になかった私はレオが部屋に入ってきたのが分からなかった。
「美月、入んぞ」
そう言って勝手に入ってくるレオ。
ーーこれはマズイ、非常にマズイ。
さっき疑われたばかりなのに、こんなの見られたら疑いが、確信に、変わってしまうじゃないか。
「レ…」
レオと言おうとした私の言葉を遮って…
いきなりキスをされた。
「…っ、れ…やめ…」
何だかいつものキスとは違って、焦りや強引さが混じってた。
キスをしながらだんだんと、手がよからぬ方えと伸びて行く。
その手を止めようと掴んでも、スルリと抜けて服の中に手を突っ込んでくる。
冷たっ!
と思ったのは最初だけでだんだん熱くなってくる。
ブラのホックを弾き直で胸を触ってくる
。
最初は優しく優しく触っていたのが、蕾を口の中でコロコロと転がされた後、先端を指で摘まんでキュッとしてくるものだからつい甘い声を出してしまう。
「あっ、…ダメ…。」
「……ダメ?気持ちいいの間違えじゃなくて……?」
意地悪そうに笑ったレオは、私を抱き上げてベットに投げ捨てた。
そして私の上に馬乗りになってまた頭を胸に埋める。
その間の手はと言うと、身体のラインをなぞりながら徐々に下に下降していく。
そこへ緩々と指を入れられただけでも、ピクンと感じてしまう。
ズッと一気に入れられたかと思うと私の顔を、反応を、見ながら出したりいれたり。
それだけでもビクついてしまうけど、足りない。
「物足りない顔してんな。どうして欲しいか言ってみろよ」
どうしてほしいかなんて…
「もっと…は、げしく、弄っ…ん!」
よく言えました。と呟いた後いきなり中をかき混ぜて卑猥な音が部屋に響く。
蜜口が濡れていくのが自分でも分かるくらいに。