~境界線~君だけの声が聞きたくて
「美月、チャ…っ」
いい終わらないうちにギュッと強く抱きしめられて。
いつも絡んできたり好きなのは知っていたけど触れられたのは始めてだった。
ハル先輩の気持ちを知ってて、私はも背中に腕を回した。
「ーー俺なら絶対、泣かせないよ」
どうして泣いてたかなんて聞かなかったけど、この人は本気で目で顔がそう言っている。
実際この人と付き合ったら絶対私の事を傷つけない。
分かってて頷いた私はズルいだろうか。
それでも誰かの温もりが欲しかった。
冷たい雨が降る中私に彼氏が出来ました。