シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
「で、今日はどういった用事かな?」
じじぃが、お茶を啜り片目を開けて俺を見る。
「生徒会室は、どこだ」
俺の読みが正しければ、俺ら白龍の代わりにあいつらがここへ入校させられたはずだ。
「なぜ?」
「俺の妹を助けるため」
「あぁ、マナさんだったかな?君の格好そのままのかわいらしい子だったね」
にこやかにほほ笑む。
「そうなんだよー。もう、可愛くてかわいくて‥‥‥」
鼻の下を伸ばしながら、マナのかわいさを思い出して気づいた。
「って、そんなこと言ってる場合じゃねーんだよ。さっさと言え」
「もっと、年寄りを労わらんか」