シスコン総長VS溺愛総長!? 1R

聞いたことある声が、あたしの耳に届いた。


それは、いなくてはならない人。


傍にいてほしい人。


傍にいてくれた人。


「‥‥ナオ‥‥」


唇は動かさずにそっと囁く。


「悪いが、あんな脅しだけで止められるほど。俺の気持ちは弱かねぇんだよ」


カナタが低い声でナオと話す。


脅し‥?


一体何の話をしてるんだろう


「"あんな"‥か。あながち、嘘じゃねぇんだけどなぁ」


あ‥この声‥ヤバい


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