シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
その中で、鮮明に見えたのはきれいに描かれた赤い緩い弧。
「何を、何を言ってんだ‥‥‥?」
「フフッ、本当その顔大好きですよ。んー"事情"がわかれば、もっとイイ顔になってくれるのかな?」
意地悪く笑うそいつに、寒気を感じた。
「言え!!俺のチームに何をした」
精いっぱい睨みあげるが、こいつ等にとってはただの粋がりだ。
「かな‥‥‥た」
小さく呟いた、マナの呟きは金髪の言葉に消された。
「さっき総長が言ってたでしょう?【相手になる】‥‥とね」
「いい加減にっ‥‥」
「ハル。その辺にしてやれ」
白龍が金髪の顔の前に手をかざし、ストップをかける。