シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
「さぁ、今の団子は柔らかくて食べ応えの無い奴ばかりですからねー」


「腹が減った」


俺は、ハルを睨んだ。


ハルはやれやれといった形で電話を取り出した。


そして、どこかへ電話をかけるとにっこり笑って。


「よかったですね。きれいな月が見れそうです」


「そうか。これで、うまい酒があったらなぁ」


「そうですね。まだ熟成してないですけどね」


「手ぇ出したら、殺すぞ」


「肝に銘じときます」


笑みを浮かべながら浅く頭を下げる。


酒、それは今はもう飲めない。


ケンカ・・・しちまったからなぁ

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