シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
「なんだ、死にぞこないか‥‥」


「だっれが‥‥死にぞこないだ!」


「やめろ、レオ」


「マナが‥‥いなくなったのか」


俺の問いに、黒龍は眉を少し動かした。


「いなくなった?本当に白々しい奴だな。お前らが連れてったんだろうが!」


こんなにも、感情を出すやつだったか?


黒龍といえど、中身は白龍。


前とは大違いじゃねぇか。


それだけ‥‥コイツにとってマナの存在は‥‥


「知らない。俺たちは今から白龍のところへ行くつもりだった」


一回、死にそうになったからだろうか、今は自然に黒龍の目を見ることができた。


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