シスコン総長VS溺愛総長!? １Ｒ

「‥‥‥一度マナを連れ去ろうとした奴らをどう信じろと？」


その言葉に、何も言い返せなかった。


どうすれば、信じてもらえるんだ‥‥


このまま平行な会話が続いたとして、マナがいなくなったことも事実だとしたら‥‥‥


マナが‥‥‥ヤバイっ


「仮に、俺らがマナを隠していたとして。俺らに何の得がある？」


「得だらけじゃねーかよ」


「‥‥‥‥‥その通りだな」


クソっ墓穴掘ってどうすんだ、俺！


「でも、俺らのとこに来てもマナは多分‥‥‥喜ばない」


そんな俺をフォローするように、ケイタがゆっくり呟いた。


それも、少し悲しそうに。