シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
さぁっと風が、あたしの髪で遊ぶように吹いた。
気持ちいい‥‥‥
初夏の風は嫌いじゃなかった
長くなった髪を、指でとかしながらくるくると弄んだ
「また、染め直さないと」
「俺も、その髪の色好きだよ」
緩く巻いた髪をひと束すくって、口元に運ぶ
毛先を赤く染められた髪は、まるで口づけをされ赤く照れているようだ。
結構色々な髪色を試してみたけれど、この髪色が一番のお気に入りだった。
なにより、ナオが初めて褒めてくれた色だったから。
いつも、染めることには反対派で染めたあとも少しだけすねていた。
だけど、この薄い栗色に毛先だけ赤色。
気持ちいい‥‥‥
初夏の風は嫌いじゃなかった
長くなった髪を、指でとかしながらくるくると弄んだ
「また、染め直さないと」
「俺も、その髪の色好きだよ」
緩く巻いた髪をひと束すくって、口元に運ぶ
毛先を赤く染められた髪は、まるで口づけをされ赤く照れているようだ。
結構色々な髪色を試してみたけれど、この髪色が一番のお気に入りだった。
なにより、ナオが初めて褒めてくれた色だったから。
いつも、染めることには反対派で染めたあとも少しだけすねていた。
だけど、この薄い栗色に毛先だけ赤色。