シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
彼の背中のシャツを少しつまみながら、周りを見ながら歩いた。


2人並んで歩くのがギリギリの幅を一列で歩く。


少し薄暗くて、さっきみたいな暑さは感じない。


けど、涼しいというわけでもないので汗がじっとり滲んでくる。


それを、拭おうとしたその時あたしの視界は歪んだ。


あたしには、世界の方が歪んだように見えた。


「うっ、ふっ、ぐっ!」


足が‥‥つかないっ


「マナちゃんっ!?」


あたしは後ろから来ていた男に気づかず、首に腕を回されそのまま持ち上げられていた。


息が‥‥っ


くる‥‥しっ‥‥‥


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