シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
おもむろに携帯を取り出し、そいつに電波を届けた。
耳元で響くコール音が気持ちをはやらせる。
『はい‥‥』
いつもどおり、少し低めのけれどどこか幼さを持ったような声が耳に届いた。
「なぁ、俺は馬鹿だな」
俺の第一声に、白鬼どもは驚いたような空気を醸した。
『どうしたんですか、急に』
笑いを含んだようないつもの声が、今は不安を煽る。
「今の俺は、敵視してた奴らの言葉だけでもこんなにも揺れるんだなって」
『ちょ、話が全く見えないんですけど。何かあったんですか?』
「おい、マナどこ連れてった。話せ」
頼むから、知らないって言ってくれよ‥‥‥っ
耳元で響くコール音が気持ちをはやらせる。
『はい‥‥』
いつもどおり、少し低めのけれどどこか幼さを持ったような声が耳に届いた。
「なぁ、俺は馬鹿だな」
俺の第一声に、白鬼どもは驚いたような空気を醸した。
『どうしたんですか、急に』
笑いを含んだようないつもの声が、今は不安を煽る。
「今の俺は、敵視してた奴らの言葉だけでもこんなにも揺れるんだなって」
『ちょ、話が全く見えないんですけど。何かあったんですか?』
「おい、マナどこ連れてった。話せ」
頼むから、知らないって言ってくれよ‥‥‥っ