シスコン総長VS溺愛総長!? 1R
頭を抱え込みながら、大きくため息を疲れた。


「さっきも言ったけど、俺ほんとにナオさんを尊敬してた。白龍に入る前からね。ナオさんが黒龍の時から慕ってた」


声色からナオへの気持ちが痛いほど伝わって来る。


「白龍に入って、幹部から副総長になって‥‥少しずつナオさんに近づけてる気がして嬉しかった‥‥だけど」


ハルの、声が‥‥変わった


「その一方で、【ナオさんを超えたい】そんな気持ちが大きくなってて、気づいたらいつも傍でナオさんを超えられる方法ばっかり考えてた」


そっか‥‥ハルの中でナオは「憧れの人」から「超えたい人」になってたんだね。



それで、この場を設けたのか‥‥


「それで、このあと‥‥どうするつもりだったの?」


「え、」


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